フェンシングの道具・防具の選び方ガイド|剣・マスク・ユニフォームの基礎知識

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EQUIPMENT GUIDE

フェンシングの道具・防具
選び方ガイド

剣、マスク、ユニフォーム——フェンシングを始めるとき、どんな道具が必要で、どう選べばいいのか。この記事では、3種目それぞれの剣の違いから、防具の役割、これから始める人の道具の揃え方まで、基礎からやさしく解説します。

まず知っておきたい:種目で剣が違う

フェンシングの剣は、フルーレ・エペ・サーブルの3種目で形も重さも違います。同じ剣で全種目を戦うことはできません。まずは3本の剣の特徴から。

フルーレ(Foil)突きのみ

初心者が最初に使うことが多い剣。細身で断面は四角形。剣先のセンサーで突きを判定します。

重量 500g以下全長 110cm以下有効面 胴体

エペ(Épée)突きのみ

3種目で最も重い剣。断面は三角形で、大きなお椀型の鍔(ガード)が手を守ります。全身が有効面。

重量 770g以下全長 110cm以下有効面 全身

サーブル(Sabre)突き+斬り

突きに加えて「斬り」で攻撃できる剣。断面はT字形で細身。剣先だけでなく剣身全体がセンサーです。

重量 500g以下全長 105cm以下有効面 上半身
💡 ポイント:どの剣も、安全のため剣先や剣身を鋭くとがらせることは規則で禁止されています。試合で使える剣は、安全基準を満たしたものだけです。
身を守る防具(プロテクション)

フェンシングは剣で突き合う競技なので、防具でしっかり体を守ります。安全性は「ニュートン(N)」という圧力の単位で規格が決まっています(数字が大きいほど頑丈)。

🎭 マスク

顔と頭を守る金網のマスク。前垂れは1600Nの圧力に耐える規格。サーブル用は通電性のあるタイプを使う。

👕 ユニフォーム

ジャケットとズボン。800Nの圧力に耐える丈夫な生地。白が基本カラー。

🛡️ プロテクター

ジャケットの下に着る胸部プロテクター(プラストロン)。女子は専用の胸部プロテクターの着用が義務。

🧤 グローブ

剣を持つ手を守る手袋。パッド入りで、手首から腕の半分までを覆う。

🧦 ソックス

ひざ下までを覆う長いソックス。ズボンとの間に隙間ができないようにする。

👟 シューズ

前後に素早く動くための専用シューズ。かかとが低く、底が平らで滑りにくい形状。

得点をとるための電気用具

フェンシングは電気審判器で得点を判定します。そのために、剣・体・審判器をつなぐ電気用具が必要です。

🔌 ボディコード

剣と審判器をつなぐコード。ジャケットの袖から背中を通り、リール(巻き取り機)に接続。

🦺 メタルジャケット

フルーレ・サーブルで使用。有効面を示す通電性のチョッキ。これを着た部分が「有効面」になる。

〰️ リール

ピストの端にあり、コードを巻き取って選手の動きを妨げないようにする装置。

💡 フルーレとサーブルはメタルジャケット(有効面のチョッキ)が必要ですが、エペは全身が有効面なのでメタルジャケットは不要です。
これから始める人の道具の揃え方

「いきなり全部揃えるの?」と不安になるかもしれませんが、心配いりません。無理なく始めるステップはこちら。

1
まずは体験・見学:多くのクラブが体験会を開催。道具は貸してもらえることがほとんど。手ぶらでOK。
2
クラブに入る:入会後もしばらくは道具の貸し出しがある場合が多い。まず続けられそうか試せる。
3
少しずつ購入:続けると決めたら、マスクやグローブなど身につけるものから徐々に。剣やユニフォームは指導者に相談して選ぶのが安心。
4
種目を決めて専用品を:フルーレ・エペ・サーブルのどれをやるか決まったら、その種目の剣・電気用具を揃える。
💡 大切なこと:道具選びは、必ずクラブの指導者に相談しましょう。体格・種目・レベルに合った道具を選ぶことが、上達と安全の第一歩です。サイズの合わない道具はケガや上達の妨げになります。
道具はどこで買える?

フェンシング用具は、専門メーカーや専門店で購入できます。国内外にフェンシング用具を扱うブランドがあり、初心者向けのセット商品を用意しているところもあります。まずは指導者やクラブの先輩に、どこで買うのがいいか聞いてみるのが確実です。

フェン速でも、フェンシングに関連する用品を紹介しています。あわせてチェックしてみてください。

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